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アートがつなぐ支援の輪 - ガザのためのチャリティーオークション

更新日:8月28日


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この夏の特別な出会い - "Pull of Tides" by Ele Pack

今年の夏、イギリスのアーティスト Ele Pack の作品 "Pull of Tides" と出会う特別な機会がありました。それは、ガザの人々を支援するために開催されたチャリティーオークションを通じてのこと。Ele Pack作品のコレクターでもあるお客様がこの作品に心を惹かれ、ギャラリーが代行して入札に参加しました。ドキドキの初めてのオークション!日本時間の早朝6時、画面越しで一緒に見守る中、無事に落札が決まった瞬間は忘れられない体験となりました。


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Ele Pack, Pull of Tides 2018 59x34m mixed media on board


ただの寄付ではないチャリティーオークションの意義

今回初めて実感したのは、チャリティーオークションの特別な力です。

"From the River to the Sea"と呼ばれるアクションの一環で、ヨルダン川から地中海まで広がる地域で暮らす人々の自由と平和を願う思いを込めた言葉です。社会的に大きなテーマを背景にしながらも、そこにはアートだからこそ生まれる温かい広がりやつながりがあると感じています。単に「寄付をする」という一方向の行為ではなく、作品を手にする喜びと同時に、その背後にあるアーティストの想いや支援の心を日常に持ち帰ることができる。さらに、お客様・ギャラリー・アーティストが同じ目的でつながることで、「共に体験する支援」になる点がとても印象的でした。


Eleの想いと作品

今回の "Pull of Tides" は2018年にイギリスの港町・ブライトンで制作された一作。実はその街こそ、私が初めてEleを訪ねた場所でもありました。


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ブライトンのEleのスタジオ(2017年撮影)


作品が届いた瞬間、当時の出会いや時間が鮮やかにフラッシュバックし、懐かしさが胸に広がりました。アートには、まるでアルバムの一枚のように、その時々の記憶を蘇らせる不思議な力があるのだと改めて感じます。

Ele がガザ支援のためにこの作品を出品したことは、彼女自身の優しさと社会への眼差しを映し出すものでもあり、私にとっては個人的な思い出と社会的なつながりが重なり合う、特別な一枚となりました。


アートがつなぐ広がり

この作品はオークションを経て、日本のお客様の元に迎え入れられることになりました。

ひとつのアートが国境を越え、人々の思いをつなぎ、支援の輪を広げていく。

その広がりの一端をギャラリーとして共に体験できたことを、とても嬉しく思います。

アートは飾るためだけのものではなく、時に人と社会を結ぶ大切な力になることを改めて実感した2025年の夏でした。




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