top of page

プロフィール

登録日: 2021年3月28日

記事 (37)

2026年7月17日3
コレクションのある風景 #01
アートコレクションという言葉を聞くと、特別な知識を持った人や、一部の愛好家だけの世界を想像するかもしれません。けれど本来、コレクションとはもっと身近で自由なものです。心惹かれる作品に出会い、自宅に迎え、その作品とともに日々を過ごす。朝の光の中で眺めたり、季節の移ろいとともに違った表情を発見したり。アートは暮らしの中で少しずつその存在を深めていきます。 Ele Pack, Into The Lake, 25x30cm, Mixed Media on Board (left) Akira Art Roomがご紹介する作品の多くは、世界各地で活動するアーティストたちの作品です。一枚の絵の向こうには、作家が育った土地や文化、その人ならではの視点や物語があります。作品を迎えることは、その背景にある世界との新しい出会いでもあります。 どこか異国の空気をまといながらも、決して浮くことはなく、その空間に新しい奥行きや個性をもたらしてくれるのです。 暮らしの中へ少しだけ異文化が迷い込むー この感覚に魅せられて、その”少しだけ異文化”がもたらすマジックを知っているから海外アーティスト作品ばかりを取り...

46
0
2026年5月24日4
Letters from Artists #03 - Vesna Filipovic
Solaris Date: 2026 Dimensions: 50cmx70cm 私が描こうとしているもの 私が絵を描くためには、まず何か心を揺さぶるものが必要です。 そして、「制作のプロセス」に深く入り込める状態であること。静けさの中にいながら、同時にひとつのアイデアを新しいビジュアルへと変換したいという高揚感が必要なのです。 Solo exhibition at the Yugoslav Film Archive Date: 2023 目に見えたものをそのまま描いているわけではありません。 想像の中から描いています。そして、自分がどのように表現したいかという一定の制約の中で制作しているのです。自由に線を描くのではなく、幾何学や精密さを用いるため、制作はいつも「解こうとしているパズル」のような感覚があります。 新しいビジュアル――これまでとは違うポートレートを生み出したいと思っています。 その始まりは、「幾何学を使ってポートレートを描けるだろうか?」という問いでした。 最初は点描を探求し、その後、より明快なフォルムへと移行していったのです。 Solaris Date:...

27
0
2026年3月15日3
日本統治時代(1895-1945)の台湾と美術
当ギャラリーを当初よりサポートしてもらっている台湾の大切な母娘からのご縁で日本統治時代(1895-1945)に活躍した日本人作家の作品を台湾へ納める機会をいただきました。この時代の数多いる日本人作家のうち、台湾のコレクターの元へ旅立ったのは田辺至(1886- 1968)の「リラの花」という作品です。 田辺至, 「リラの花」油絵 73.0x60.6cm, 1930 これまで扱ってこなかった「物故作家」 これまで、現在生きている作家(living artists)の作品を扱ってきました。なぜなら、作品の背景にある想いを直接聞くことができ、その声とともに作品をお届けしたいと思っていたからです。物故作家の作品は作者と対話することができません。しかし、今回初めてこの世界に触れてみて、生きている作家の作品にはフレッシュな「今」があり、物故作家の作品には奥深い「歴史」があることに気づきました。 日本統治時代の台湾と美術 1895年から1945年まで、台湾は日本統治下にありました。その時代、多くの日本人画家が台湾を訪れ、現地で制作を行い、美術教育にも関わりました。その代表的人物が市川欽一郎です。...

52
0

Akira Art Room

脚本
その他
AAR_logo01.jpg
bottom of page