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先日、上賀茂神社で1回目のリハーサルを行いました。
タイトルである ”Dancing Through Time" - 時代を超えて舞い描く- は主人公である画家渡邉敬介が夢の中で過去に戻り、そして未来へ向かう一連の旅の様子を紙の上に描く、という基本コンセプトがあります。
つまり舞台上の能楽師とチェリスト、そして後に現れるコンテンポラリーダンサーはすべて渡邉の夢の中の登場人物なのです。
パフォーマンスは3つの要素から成り立つと考えています。
舞台 - アーティストの想像力の内側の空間
画家:想像と描写の媒介者
鑑賞者 - 傍観者(彼らなしではパフォーマンスは成立しない)
渡邉が主人公のシテとなり、舞台上で起こっていることを観察し、行動を自分の想像力に委ね、絵(ドローイング)を通して観客に説明していく。
お客様は渡邉の創造とその解釈を見ることになります。
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チェリスト山口椿
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躍動感あふれる渡邉敬介のアクションペインティング!
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当日は12Mの長尺巻物の中に舞台上で起こったことを描きます。
かなり長いものになるので馬場殿の地面を使うのですが、このアングルだけではお客様に臨場感を持って観ていただけない事が分かりました。
客席からすると見にくいのでなんというかお客様が置いてきぼりになりそうな構図だったのです。
そこで舞台上にもパネルを設置して渡邉も舞台上に上がり能楽師河村のより近くで描く演出も追加されました。
そして照明がやや暗かったのでスタンドライトも追加することになりました。
これにより発電機が必要になるのですが高圧発電機なんて人生で関わる事がないと思っていたので色々と研究中です。
舞台は改良、改良の繰り返しですね。舞台に限らず何でもそうですよね。
でもこうやって問題点が浮き彫りになってひとつひとつ課題を潰していく作業はなかなか学ぶことが多く貴重な経験になっています。
この作業をいかに怠らず丁寧に向き合うことが結果に繋がっていくと思います。
次の2回目のリハーサルがおそらく最後になりそうなのでしっかり臨みたいです。
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