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執筆者の写真Motoko Kawabata

カラーパレットアート

更新日:2022年12月3日

当ギャラリーはひとりで運営しておりますのでお客様からのお声やアイディアはとても有り難く貴重なもの。

いつも新鮮な驚きと新しい発見をもたらして下さるので全力で取り組んでお客様の期待に応えたいと思っております。いえ、なんなら喜んでいただくを通り越してお客様を驚かせたい!というほうが正しいかもしれません。


以前、あるお客様からロンドンのアーティスト、Poppy Waddiloveがインスタグラムにお遊びで載せたこちらのカラーパレットがとても素敵だとお問い合わせをいただきました。

これは何年か前にPoppyが製作途中にふと自分のパレットを撮った一枚で作品でもなんでもないんです。でもなんとなく面白いなと思ってインスタグラムに載せた一枚。


彼女の専門はドローイングなのでこういった抽象画的なものは学んだことはないのですが11月の来日にあたり何枚か描いて持ってきてもらうように依頼しましたらチャレンジしてみる!となり、こんな素敵なカラーパレットアートが出来上がってきました。

お客様がインスタで見つけてくださったものと違い、もっと優しさをだすよう水彩絵具をベースに描きあげました。淡いピンクカラーを中心に見ているだけで優しい気持ちになれる一枚ですよね。

Poppy自身も自分にこんなアートが描けるなんて!とびっくりしていました。


お客様のご自宅に飾っていただいた様子。

以前から気になっていたちょっと暗めの1階の階段がこの一枚でぐんと明るくアクティブな空間に生まれ変わったと嬉しいお声をいただきました。

お客様がPoppyのカラーパレットを見つけてくださらなかったらこんなハプニングはおそらく生まれなかったので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


折しも先月のPoppyの日本でのライブドローイングセッションを3日間ずっと横で座っていて気づいたことがありました。

彼女のドローイングはとても素早く大胆に直感で描いているように見えて実は描く前にモデルおひとりお一人の個性を自分の中に落とし込むためにこの手前のカラーパレット上で緻密に繊細に色使いや線の強弱を決めていました。ここで自分で強く納得してから実際にドローイングの作業に入っていたのです。

なんというか、Poppyのカラーパレットには美しい作品が出来上がるまでのもがき、ひらめき、ためらいが詰まっていたんですよね。

対面に座っていらっしゃるお客様からは見えなかったかもしれない、横に座っていた私の視点からの発見でした。

その様子はまるでPoppyが色と会話しているようでアーティストの頭の中をちょっと覗けたようでとても興味深かったのです。

そんな一瞬、一瞬のインスピレーションをもとにクリエイトされた大胆かつ、繊細な色使いがユニークなカラーパレットアート。

原画はすでに上述のお客様のもとに嫁ぎましたが私としてはこの偶然のハプニングから生まれた再現性のないアートを丁寧に再現したく、枚数限定のジークレー印刷として残すことにしました。

ジークレー製作にあたり原画の風合いを残し、絶対に安っぽくならず、初めて見た瞬間に”キャッ!”となるようなものにしたく日本中のジークレーメーカーを探してようやく理想的なものが出来上がりました。


タイトル:Talking With Color

限定10枚ジークレー

サイズ:A3のアートサイズをA2(59x42cm)のゴールドフレームのパネルに額装した状態でお届けいたします。

価格:38,500円(税、送料込み)

お問い合わせはメールにてご連絡くださいませ。


優しい色合いなので場所を問わずご自宅のいかなる壁にもマッチするかと思います。

例えば優しくて感性豊かに育ってくれたら、と願いを込めて子供部屋に。


キッチンスペースに飾るとお料理も楽しくなりそう!


玄関のシューズボックスの上にちょうどよいA2サイズ(59x42cm)なのでもしこの小さな壁面が”空室”状態ならぜひこのカラーパレットを飾って見える景色の違いを感じてください。


アートって本当に何がきっかけで生まれるか分からないのですよね。

世の中にはちょっと見方を変えるだけで私たちが思っている以上に魅力的なものが溢れているかもしれません!


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